ナンダ・デヴィ
標高7816mの、ヒマラヤ山系の一角を担う高峰ナンダ・デヴィは、インド第二の高峰として知られています。インドの中に山全体があるものの中では、最も高い山となっています。
ナンダ・デヴィには、「祝福された女神」という意味があり、女神ナンダが住むヒンドゥー教の聖山として守られてきました。
その地理のため、1808年に西欧人がダウラギリの高さを測るまで世界最高峰だと考えられていました。
主峰と東峰が猫の耳のように見える双耳峰が特徴。ヒマラヤ本来の自然が残る場所として1988年に世界遺産に登録されましたが、貴重な自然を守るために入山は禁止されています。
花の谷国立公園
ナンダ・デヴィ国立公園が世界遺産に登録されたのが1988年。その後の2005年に花の谷国立公園が新たに加わりました。花の谷国立公園はインド北部、ウッタラカンド州にある国立公園でヒマラヤ山脈西部に位置しています。幻の花とされる「青いケシ」をはじめ、希少な高山植物の宝庫として知られています。