南漢山城

南漢山城(ナムハンサンソン)は、韓国の京畿道(キョンギド)広州(クァンジュ)市にある山城です。ソウルからは南東約25㎞の場所に位置します。2014年、世界遺産に登録されました。

 南漢山城の歴史

【世界遺産】南漢山城

photo credit: DSC01621 via photopin (license)

南漢山城は、高句麗時代の東明王の息子温祚の城だったとも、新羅時代に築かれたとも言われており、はっきりしません。

しかし、確実に歴史上に現れるのは1624年から光海君によって築かれたというところです。敵国からの防御のためでした。

1637年の清の侵攻では、ここに王が籠城し抵抗しています。その後増設を重ねていき、東学党の乱や朝鮮戦争で破損しますが、現在に至るまで復元作業が続けられています。

南漢山城の構造

南漢山城は、海抜500mほどの山々の稜線をつなぎ、城壁で囲むようにして成っています。長さは全長約11.7㎞で、総面積は約60万㎡あります。

4つの大門と5つの出城、16の暗門(トンネルのようなもの)があります。城の内部には約200の文化財が存在します。

大門

東門(左翼門:ジャイクムン)、西門(右翼門:ウイクムン)、南門(至和門:チファムン)、北門(戦勝門:チョスンムン)があります。アーチ型の重厚な石積の門です。

守禦将台(スオジャンテ)

軍の指揮と城内の偵察目的に造られた楼閣です。かつては5つありましたが、現在は1つのみです。城内で最も迫力ある建物です。

清涼堂(チョンリャンダン)

【世界遺産】南漢山城

photo credit: DSC01591 via photopin (license)

城の東南部の築城責任者であった李晦(イ・フェ)将軍とその妻のために建てられた祠堂です。彼は謀略のために絞首刑となってしまったのです。

見て回るにはほぼ山歩きのようなコースになるので、歩きやすい靴など準備していくことをおすすめします。歩き終わったら、中心部には韓国の美味しいものがたくさん売っているので、それでエネルギーを補給してください!

秋の紅葉の時期は、色づいた木々を見ながらウォーキングというのもいいですね。

ギャラリー

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称南漢山城
韓国
登録区分 世界文化遺産
登録年

2014年

キーワード

タイトルとURLをコピーする

 

あわせて行きたい世界遺産

 

コメントを書く

  1. 匿名 より:

    nice

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です