ミストラスの考古遺跡
ミストラスの考古遺跡はギリシア・ペロポニソス半島南東部の山岳部にある中世の城塞都市遺跡です。東ローマ帝国の地方行政組織モレアス専制公領の行政府・文化都市として栄えました。
「幻の都」とも呼ばれ、ビザンチン時代後期の城塞都市のゴーストタウンが良好な状態で保存されています。その他ミストラスにはギリシャ正教会関連の美しい聖堂・修道院と宮殿・住居など数多くの建造物が残っています。
現在はスパルタ市に編入されているミストラスの考古遺跡にはモザイク画でなくフレスコ画が多く見られ、聖ニコラオス教会、モネンヴァシア門、エヴァンゲリストリア教会、アギオス・テオドロス教会、聖ディミトリオス教会などが観光客に解放されています。第四代アカイア公ギヨーム2世・ド・ヴィルアルドゥアンによって1248年に都市が建設されました。