五台山
中国には、「九華山」や「普陀山」など、仏教の名山とされている山がいくつかあります。そうした仏教の名山の内の一つとして考えられている山に五台山と言う山も存在します。
この五台山は、中国の山西省に位置しており、昔から様々な時の権力者たちも訪れるほど、尊ばれてきた山として知られています。五台山の名前は、主要な峰の数にちなんでおり、仏教において良く知られている菩薩様である「文殊菩薩」の地であると言われています。
仏教名山であるため、五台山には、かつて多数の寺院が置かれていたと言われていますが、現在でもその一部は残されており、景観の一つとして、また、信仰の拠点として機能しています。
このように、中国内の宗教的・文化的な側面において大きな役割を果たしてきた五台山は、2009年に世界遺産として登録されました。