黄山
中国の安徽省に位置している黄山(こうざん)は、古代より、特別視されており、その風景をみるために、数多くの文化人も訪れてきた場所であると言われています。
そのため、黄山は、数多くの芸術作品においてテーマにされており、中国の文化的側面において大きな存在感を示してきた場所です。また、この地には、多数の生物が生態系を営んでいるという側面も有しています。そのため、文化と自然、両方の価値を有する世界複合遺産としての価値を認められ、1990年に世界遺産に登録されました。
黄山は、「天都峰」、「蓮花峰」、「光明頂」や、その他複数の峰から成る山岳地帯の事を指しています。また、黄山と言う名称は、中国文化における基盤を担ってきた「道教」の祖であると考えられている「黄帝」にちなんだものであると言われています。そのため、黄山には、道教や仏教の寺院なども数多く造られてきたと言われ、現在でもその中のいくつかは、残されています。