アトス山
アトス山は、ギリシャ北東部・エーゲ海に 突き出したアトス半島の先端にそびえる標高2033mの山です。ギリシャ正教会の聖地でもあり、神に最も近い聖なる山とされています。ギリシャ共和国の領内ではあるが「聖山の修道院による自治国家」として大幅な自治が認められており、その共同体が大きな観光資源になっています。
アトス半島の海岸は、ほとんどが崖か岩場から成り立っち緑も深く、中世からの自然がほとんど手つかずのまま残っている貴重な景勝地でもあります。、アトス山に入る前には入国許可証でギリシア国籍以外の者は入山を1日8名を上限とし、女人禁制の地となっています。また、居住に置いても18歳以上の正教に属する男性に限られます。
アトス山にはかなり早くからキリスト教の修道僧が住み着いていたといわれますが、文献がないため正式な時期は不明となっています。文献にアトス山の記述が現れるのは9世紀以降で、生神女マリアが旅の途中の嵐で訪れた際にこの地を自らの土地としたと伝えられています。