ハフパット修道院とサナイン修道院はアルメニアにある世界遺産で、ハフパット修道院とサナイン修道院の2つの修道院が指定されています。アルメニアは世界で最も早くキリスト教を国教とした国で、独自の修道院や聖堂を建造してきました。
ハフパット修道院
ハフパット修道院は、アルメニア・ロリ地方のハフパット村にある修道院です。これらの施設はアラブ人などによって破壊されたこともありましたが、991年、ハフパットとサナインの修道院が創建され、最盛期には500人の学僧が学んだとされています。
サナイン修道院
10世紀から建築が始まったアルメニア教会の修道院です。修道院の中核をなす、十字架石を正面に置いた聖母マリア教会が隣接しています。壁は黒く、他の宗教的建造物の真っ白な壁とは異なり、アルメニア人の自由な発想が創り上げたものと言われています。これらはセルジューク朝やモンゴル帝国の攻撃に遭ったりもしましたが、なおアルメニア教会の中心的役割を担いました。