モヘンジョダロの考古遺跡

モヘンジョダロの考古遺跡

「モヘンジョダロの考古遺跡」はパキスタンにある世界遺産で、インダス川下流域に位置する世界四大文明の1つ、インダス文明で最古最大の都市遺跡です。同じくインダス文明の遺跡としてインドの「ドーラビーラ」も世界遺産に登録されています。

紀元前2300年頃から栄え、前1800年頃には忽然と姿を消しました。1920年代初頭にインド人考古学者R・D・バネルシーによって発見された後、インダス文字や記号の研究を進めるも、宗教や政治、社会などに関する情報は未だ謎が多いです。

整然と造られた街には街路が碁盤目状に走り、ブロックごとに建物が配置されています。大沐浴場、神官像、井戸などは見つかったものの、王宮や墓廟、神殿などがないことから強権者の存在がいたかは微妙です。

モヘンジョダロの謎

モヘンジョダロとは、現地の言葉で「死の丘」を意味します。それは、遺跡の井戸端や路上に不自然な形で横たわる人骨が50体近く、発見されたために名付けられたもので、実際の都市名はまだ分かっていません。人骨の一部からは、通常の50倍以上にも上る放射能が検出され、周囲の壁は異常な熱を浴びた後が残っています。近くには火山がないため、町を一瞬で焼き尽くしたものが何なのか、まだ分かっていません。

モヘンジョダロは、調査の結果、7層にわたる古い遺跡が積み重なっていることが分かりました。上の層は、下の層の完全なコピーで、当時、綿密な都市計画があったことが分かります。ダストシュート、水洗トイレ、マンホールなども完備されていて、古代とは思えない文化や技術が発展していたと考えられています。

ギャラリー

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称モヘンジョダロの考古遺跡
パキスタン
登録区分 世界文化遺産
登録年

1980年

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