ミステイクン・ポイントは、2016年トルコ・イスタンブルで開催された第40回世界遺産委員会において、カナダの世界自然遺産として新規登録されました。
ミステイクン・ポイント
ミステイクン・ポイントは、カナダ東海岸に位置するニューファンドランド島アバロン半島東南端にある、全長17kmの断崖で、一帯は、幅広い動植物の生息する自然保護区となっています。
ミステイクン・ポイントでは、先カンブリア末期に棲息していたエディアカラ生物群の化石が出土しています。
エディアカラ生物群とは、約6億年前に棲息していた地球最初期の多細胞生物群で、骨格や殻を持っていない生物です。骨格や殻を持っていないということは、化石として残りにくいということです。
本遺産内で見つかったエディアカラ生物群の化石は、地球初期にいた生物の生態や進化の過程を知る上で、非常に重要な資料が残る場所として高い評価を受けています。