メキシコシティ歴史地区とソチミルコ



「メキシコシティ歴史地区とソチミルコ」は、人口2000万を数えるアメリカ大陸最大の都市メキシコシティーにある行政区の一つであるソチミルコと、メキシコシティーの地下に眠る古代文明の遺跡から構成される世界遺産です。

南アメリカにはかつてアステカ帝国が栄えていましたが、16世紀にこの地を征服したスペイン人によりその文化、建築物は全て破壊されてしまいました。ところが、1978年になって中南米最大の大聖堂の地下から偶然アステカ帝国時代に作られた石積みが見つかり、メキシコシティーはアステカ帝国の遺構の上に建設された都市であることが分かったのです。

その後の発掘ではアステカ文明の大神殿が姿を現し、失われたアステカ帝国の文化が地上に復活することとなりました。謎多きアステカ帝国の首都テノチティトランはテスココ湖内の島の上に建設されたのですが、メキシコシティーの南に位置するソチミルコはその湖の一部であり、今も残るアステカ時代の農業の名残が、アステカ帝国繁栄の当時を偲ばせます。

メキシコシティ歴史地区

メキシコの首都メキシコシティの中央広場(ソカロ)を中心にスペイン植民地時代の建築物が立ち並んでいます。

メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂

メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂は、アメリカ大陸の中で最大のキリスト教建造物。メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂は、16世紀アステカ帝国を滅亡に追い込んだスペインのエルナン・コルテスの命によって建てられた巨大建造物です。

テンプロ・マヨール

photo credit: _MG_3203.jpg via photopin (license)

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テンプロ・マヨールは、かつてこの地にあったアステカ帝国の首都テノチティトランの大神殿跡です。1978年、メキシコシティ中心部にあるカテドラル(大聖堂)北東部で行われていた電気工事中に、直径3.25mの一枚岩の円盤が発見されました。円盤の発見は、かつて、ここにアステカ帝国の大神殿テンプロ・マヨールがあったことを示す世紀の大発見でした。

国立宮殿

国立宮殿は、アステカ帝国を征服したスペインのエルナン・コルテスが自身の宮殿として建設したものです。国立宮殿の最大の見どころは、宮殿の正面階段周辺を覆い尽くす壁画です。「メキシコの歴史」と題された壁画は、現代メキシコ芸術の巨匠ディエゴ・リベラの最高傑作と称されています。

べリヤス・アルテス宮殿(国立芸術院)

ベジャス・アルテス宮殿(国立芸術院)は、メトロポリタン大聖堂と並び壮麗な建造物の筆頭に挙げられるほど美しい建造物です。建物外観は、アールヌーボー様式、内装は、アール・デコ様式に統一されており、幾何学的なデザインが目を引きます。建物内部には、メキシコ芸術界の巨匠と呼ばれるリベラ、オロスコ、シケイロスなどの壁画が数多く残されています。

ソチミルコ

ソチミルコとは、アステカの言葉であるナワトル語で「花畑のあるところ」を意味し、かつてメキシコシティが水上都市だった時代の名残が残る場所です。ソチミルコは、アステカ時代の風景が残る「アステカの生きた遺跡」と呼ばれ、当時を偲ばせる場所として世界遺産に登録されました。

 

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