2017年ポーランド・クラクフで開催された第41回世界遺産委員会において「ンバンザ=コンゴ、コンゴ王国の首都の痕跡」が、アンゴラの世界文化遺産として登録されました。アンゴラ初の世界遺産になります。
ンバンザ=コンゴ、コンゴ王国の首都の痕跡
アンゴラとコンゴ民主共和国の国境付近に位置するンバンザ=コンゴは、14~19世紀にコンゴ王国の首都として繁栄した都市。
ポルトガル人が15世紀に到来したことで、現地の材料で作られていた建物にヨーロッパの石造建築方法が取り入れられました。
また、ポルトガルの陶磁器とアフリカの金を交換する貿易のほか奴隷貿易の拠点となり、アメリカ大陸に多くの奴隷を送り出しました。
サハラ以南アフリカのどこよりも、ンバンザ=コンゴは、キリスト教の布教とポルトガル人の到来によってもたらされて重大な変化を示す良い例とされています。