マサダ
マサダ は第一次ユダヤ戦争の遺跡で、イスラエル東部、死海西岸近くにある高さ400メートルの岩山の上の要塞跡です。ユダヤの人々にとって一生に一度は訪れたいと願う大切な場所となっています。
紀元前1世紀、ローマ帝国の支配下にあったユダヤ王国はそれから100年後にローマの圧政に対して反乱を起こしますが、その際に最後の砦となっていたのがこのマサダでした。女性や子どもを含む1000人が3年間に渡り立てこもり、抵抗を続けましたが、紀元73年、ついに要塞は打ち破られます。
このとき、ユダヤの民は降伏ではなく、集団自決の道を選び犠牲者は960人にのぼりました。その後、ユダヤの民は離散し、現在の歴史へとつながります。マサダは20世紀もの間ユダヤの誇りの象徴とされ、今も多くのユダヤ人がこの地に巡礼に足を運びます。
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