マウォポルスカ南部の木造聖堂群
マウォポルスカ南部の木造聖堂群は、ポーランド南部マウォポルスカ地方の農村地帯にあり、15~17世紀に建てられた木造教会が残り今も使われています。
中世後期に起源を持つこの地方の木造聖堂は小さいながらも素朴で、独特な形をしています。ヨーロッパカラマツで造られた大きな屋根が覆い、その屋根板は楔形の板を組み合わせた地域独自のものです。
いくつかの聖堂は上から見たときにギリシャ十字を形作っていて、たまねぎドームを備えていますが、最も興味深いのは、それらの特色が引き伸ばされた身廊や尖塔とともにローマ・カトリックの様式と組み合わさっていることです。
他には、
- ビナロヴァ
- ブリズネ
- デンブノ
- ハチュフ
- リプニツァ・ムロヴァナ
- センコヴァ
など、各村に残っている木造聖堂も世界遺産登録されています。