龍門石窟
龍門(ロンメン)石窟は、2000年に登録された中国の世界遺産(文化遺産)で、河南省洛陽市の南方約14km、伊河(伊水)の両岸の龍門山(西山)と香山(東山)にある石窟寺院です。
石窟の建設は、北魏の孝文帝が平城(現在の山西省大同)から洛陽に遷都した494年に、旧都の近くにある雲崗石窟の後を受けて、この地にも石窟や仏像が刻まれ始めたことによります。
龍門石窟の建設が最盛期を迎えるのは、唐の高宗の時代で、龍門石窟は、敦煌の莫高窟、大同近郊の雲崗石窟と並び、中国三大石窟の一つに数えられています。