レヴォチャ歴史地区、スピシュスキー城及びその関連する文化財
スロバキアのプレショフに存在するレヴォチャの街や、街の近郊に存在するスピシュスキー城、そして、この城の周辺などには、中世時代の名残を今に伝える建造物が数多く残されています。
世界遺産に初めて登録された1993年の時点では、スピシュスキー城と、その周辺の建造物などのみが、世界遺産の登録対象となっていましたが、その後、2009年になって、レヴォチャの街や周辺地域も追加認定されました。現在では、上記の一帯は、レヴォチャ歴史地区、スピシュスキー城及びその関連する文化財として、まとめて世界遺産に認定されています。
スピシュスキー城が建てられた当初の目的は、タタール人への対応策であったと考えられていますが、その後の時代になって、この城は、ゴシック様式やバロック様式など、西洋建築における代表的な建築様式を用いた改築が行われてきたと言われています。
また、スピシュスキー城近郊の街やレヴォチャ、及びその周辺地域にも長い歴史を有する建造物が残されており、それらも貴重なものとなっています。