「ル・モーンの文化的景観」はアフリカのモーリシャスにある世界遺産です。
ル・モーン山
モーリシャス南西部にある半島に、標高556mのル・モーン山がそびえたっています。この山は、18~19世紀頃に逃亡した奴隷が隠れていた場所で、彼らが洞窟などにつくった集落の文化的景観は、森林などに守られ、現在も残っています。『奴隷の自由との戦いの象徴』として評価されています。
モーリシャスで奴隷制が廃止されたときには、警官隊がル・モーンに赴き、君たちは自由になったのだと呼びかけたが、警官隊の来訪理由を誤解した奴隷たちは、飛び降りて亡くなったという悲惨な過去もあります。