ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群は南米パラグアイにある世界遺産です。17世紀から18世紀に南アメリカ大陸各地に築かれた先住民のキリスト教化のための小規模集落群の1つです。また、ここは2013年の第37回世界遺産委員会終了時点で、パラグアイ唯一の世界遺産です。
ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナ
ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナは、パラグアイにある3つのイエズス会伝道所遺跡の1つです。地元では「トリニダー遺跡」と呼ばれています。1767年のイエズス会退去令の後、トリニダー遺跡も廃れ、風化作用で朽ちていったものの、修復作業のおかげで遺跡の保存状態は良好です。
ヘスース・デ・タバランゲ
ヘスース・デ・タバランゲはパラグアイにある3つのイエズス会伝道所遺跡の1つです。ここは未完成のまま打ち棄てられたため、教会も土台部分しか残ってませんが、パラグアイ政府が手厚い修復を行い、整備された公園の中に整然と威容をたたえて遺されています。