ベルギーのエノー州にあるラ・ルヴィエールとル・ルーにあるサントル運河の4つのリフトとその周辺は1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。
サントル運河にはムーズ川とエスコー川のそれぞれのドックを連絡している 7km の間に、66.2mの落差が存在しています。この落差を埋めるために1888年に開設されたのが、Houdeng-Goegniesのリフトでした。その後1917年に残り3カ所のHoudeng-Aimeries、Strépy-Bracquegnies、Thieuのリフトも建設されています。
水力式の船舶昇降機、ボートリフトのエレベーターとなっており、一方が下がるともう一方が上がるようなしくみで作られています。こうしたリフトは19世紀末葉から20世紀初頭にかけて8基建造されましたが、世界遺産に登録された4基は、建造当時のままで稼動しているものが対象となっています。