キーウの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキーウ・ペチェールシク大修道院
「キーウの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキーウ・ペチェールシク大修道院」はウクライナの首都キーウにある世界遺産です。ウクライナの世界遺産としてはじめて登録されました。
かつてロシアへのキリスト教普及に多大な貢献し、キーウ・ルーシの繁栄を今に伝える聖ソフィア大聖堂、キーウ・ペチェールシク大修道院、ベレストヴォの救世主聖堂を対象としています。
2023年、ロシアのウクライナ侵攻により危機遺産リストに追加されました。
聖ソフィア大聖堂
聖ソフィア大聖堂はキーウの真中心にあるキリスト教の大聖堂です。ウクライナ最初の中央政権国家キーウ・ルーシ最大の聖堂として1037年に建立され、11世紀から18世紀までのウクライナ建築史上最も名立たる教会であるとされています。
キーウ・ペチェールシク大修道院
キーウ・ペチェールシク大修道院は、キーウのペチェールシク地区にある、11世紀半ばに建てられた修道院です。
ロシア正教の中でも数少ない『大修道院』の称号を持つロシア正教ウクライナ支部の総本山で、中世から近世にかけてウクライナの宗教・教育・学問に大きな影響を与えつつ、様々な政権と争ってきた修道院でもあります。