「聖地キャンディ」の基本情報
国 |
スリランカ |
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登録区分 | 世界文化遺産 |
登録年 |
聖地キャンディはシンハラ人によるキャンディ王国の最後の都であり、現在でもスリランカ中部における中心的な都市となっています。16世紀後半まで続いたシンハラ朝は1815年、この地がイギリスの植民地となったことでシンハラ朝は滅亡しますが、王権の象徴だった仏陀の犬歯は仏歯寺に残され、今もなおあつい信仰の対象となっています。
4世紀に、インドの女王がこの国に嫁いだ時にもたらされたという仏歯はスリランカの王権の象徴となり、仏歯をめぐって戦争も起こるほど、スリランカの歴史とは切っても切れない遺産となっています。
エサラ月にあたる7月の満月を頂点とする時期に行われるエサラ・ペラヘラ祭では、仏歯が象の背中に乗せられて、神々の象徴である武器と共に町中を練り歩きます。