開平楼閣と村落
中国の広東省には、中国にありながらも、異文化風の建築様式が巧みに混ぜ合わさっている高い楼閣が、多数残された村落が存在しています。
この村落は、中国における発展の歴史と文化を示す貴重な建造物が立ち並んでいるため、文化遺産としての価値を認められ、2007年に世界遺産に登録されました。
現在、同村落は、開平楼閣と村落と言う名称で、世界遺産に登録されています。
この村落の楼閣が本格的に建築され始めたのは、明の時代のことであると言われています。その目的は、「盗賊や水害」による被害から守るためであったと考えられています。その後、19-20世紀頃になって、同時代の状況などの影響によって、村落と楼閣は大幅に発展していったと言われています。
現在、この村落に残る楼閣の建築には、具体的には、「古代ギリシャ」や「古代ローマ」、「イスラム」等の様式が採用されており、それらがうまく調和しています。