カフジ=ビエガ国立公園
カフジ=ビエガ国立公園は、コンゴ民主共和国東部にある国立公園です。ルワンダとの国境にあるキヴ湖西岸に広がる国立公園で、カフジ山(標高3308m)とビエガ山(標高2790m)の森林地帯を含むことからその名があります。
主にグラウアーゴリラ(ヒガシローランドゴリラ)の保護を目的として1970年に設定され、1975年に当初の750km2から現在の6000km2に拡大されました。1980年にユネスコの世界遺産に登録されましたが、環境の悪化から危機遺産リストにも登録されています。
グラウアーゴリラの生息地であるという点に、この国立公園の最大の特色があります。ゴリラの亜種の中でも、グラウアーゴリラはコンゴ民主共和国東部を中心とする一帯の高地にしか生息していない固有種です。