ホヤ・デ・セレンの考古遺跡
ホヤ・デ・セレンの考古遺跡はエルサルバドルにある世界遺産で、首都サン・サルバドル北西にある古代マヤ文明時代の村の遺跡です。ここはエルサルバドル初の世界遺産であり、2013年時点で同国唯一の世界遺産でもあります。
ひすいやカカオの産地として肥沃な地域でしたが、600年頃、火山の大噴火によって埋没しました。1400年もの間、火山灰の下に眠り続けていたことになります。
1976年、ホヤ・デ・セレンの考古遺跡は工事中に偶然発見されました。そして調査が開始され、日干しレンガで作られた住居跡や集会所、寺院、共同浴場跡、木製農耕具などがほぼ完全な状態で発掘されました。
マヤ文明の建物の発掘は多いものの、農村生活を伝える遺跡はほとんどないため、大変貴重な遺跡です。