メッカの玄関にあたる歴史都市ジッダ
ジッダはサウジアラビア西部のメッカ州にある紅海に臨む都市で、首都リヤドに次ぐ大都市です。中東有数の世界都市であり、ジェッダとも呼ばれます。
もともと寂れた漁村でしたが、イスラム教が興って近郊のメッカが聖地になると、巡礼者の中継地点として栄えるようになりました。
現在では、ハッジ(大巡礼)の時期になると毎年200万人ものイスラム教徒が、ジッダを経由してメッカへ巡礼するため、ジッダ港(またはジッダ・イスラム港)や空港(キング・アブドゥルアズィーズ国際空港)は巡礼者を乗せた船や飛行機で一杯になります。
また多くの国際機関や金融機関が本拠を置く経済都市でもあり、多様な民族が働いている都市です。
2014年、メッカの玄関にあたる歴史都市ジッダという名称で世界遺産に登録されました。