イヴァノヴォの岩窟教会群
ブルガリアを流れるルセンスキ・ロム川沿いにある断崖には、多数の教会や修道院などが残されています。14世紀から17世紀に至るまで、これらの教会はブルガリア正教会の修道士たちによって利用されていたと言われています。こうした建造物群は、文化遺産としての価値を認められて、イヴァノヴォの岩窟教会群として、1979年に世界遺産に登録されました。
この教会群を建造したのは、ブルガリア正教会の人たちであったと言われており、その後、イヴァノヴォの岩窟教会群は、ブルガリアと深い関係を築いてきたと考えられています。この地には、多数の宗教施設が築かれていましたが、現在はほとんどが失われてしまっています。
また、イヴァノヴォの岩窟教会群には、中世時代に描かれたと推定されているフレスコ画が残されています。この壁画は、保存状態が良く、作品としても素晴らしいものとして有名です。