| 名称 | イタリア中部における18・19世紀のイタリア式コンドミニオ劇場システム |
|---|---|
| 国 |
イタリア |
| 登録区分 | 世界文化遺産 |
| 登録年 |
イタリア中部における18・19世紀のイタリア式コンドミニオ劇場システム
イタリアの「イタリア中部における18・19世紀のイタリア式コンドミニオ劇場システム」は、2026年に韓国で開催された第47回世界遺産委員会で、世界文化遺産に登録されました。
「イタリア中部における18・19世紀のイタリア式コンドミニオ劇場システム」は、イタリア中部に点在する10基の歴史的劇場で構成されています。
18世紀半ばから19世紀後半にかけて建てられたこれらの劇場は、新古典主義建築を中心に後期のバロック様式が取り入れられており、音響や視認性を考慮して設計された客席、階層状に並ぶ桟敷席(さじきせき)、ホワイエ(ロビー)、リドット(社交用の小部屋)、昔ながらの舞台装置などを備えています。
歴史的旧市街の中心部に位置するこれらの劇場は、行政と民間市民が共同で資金を出し合って共同所有・運用する「コンドミニアム(共有・共同所有)」という革新的な仕組みを取り入れて建設され、地域コミュニティが集い意見を交わす市民の重要な交流拠点として機能してきました。
世界遺産として高く評価された最大の理由は、この「コンドミニアム・システム」という独自の仕組みにより、劇場という存在を新興の中産階級や一般大衆へ開かれた文化空間へと変化させた歴史的功績にあります。