アイアンブリッジ峡谷

イギリス産業革命のはじまった街として知られる鉄鋼の町、コールブルックデイルにある渓谷。全長354kmイギリスで最も長いセヴァーン川が作った美しい景観がとても魅力的です。

1779年に架けられた230年以上の歴史を誇る世界最古のアイアンブリッジも有名。産業革命にスポットを当てた一大テーマパークとの位置づけがある、1986年登録の世界遺産です。

産業が育った理由

【世界遺産】アイアンブリッジ峡谷

photo credit: Ironbridge via photopin (license)

アイアンブリッジ渓谷と呼ばれる渓谷は本来「セヴァーン渓谷」、アイアンブリッジは「コールブルックデイル橋」と呼ばれています。この土地は実業家にとってとても魅力的な場所でした。

その理由は2つあり、一つは石炭、鉄鉱石、石灰岩や粘土といった鉄やタイルや磁器の生成のための原料が豊富に採れたこと。もう一つは川が広くここで造られたものを運搬するのに便利だった点です。

それらの理由によりこの町が一躍有名になったのは、18世紀になって溶鉱炉に再び火が灯ったことがはじまりです。当時工場では新技術によって大量の鉄が生産されました。そんな鉄の街の象徴とされるのがアイアンブリッジです。

溶鉱炉や工場などは現在、産業革命時代の栄光を伝える博物館としてアイアンブリッジと共にその姿を今に伝えています。

まとめ

【世界遺産】アイアンブリッジ峡谷

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この世界遺産は、テーマパークとして形成され、美しい渓谷に架かる「アイアンブリッジ」をはじめ、渓谷での産業にスポットを当てた「渓谷博物館」やヴィクトリア朝時代の街並みや生活を模して作られた「ブリスツ・ヒル・ヴィクトリアン・タウン」など10ヶ所のアトラクションが点在しています。

全アトラクションに入場でき、1年間有効の共通パスポートも£24で購入可能です。ぜひ、イギリス産業革命の様子を体いっぱいに感じてみてください。

11ヶ所のアトラクション

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称アイアンブリッジ峡谷
イギリス
登録区分 世界文化遺産
登録年

1986年

キーワード

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