世界複合遺産とは

世界複合遺産(マチュ・ピチュ)

マチュ・ピチュ

世界複合遺産とは、文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備え、全10項目からなる登録基準(評価基準)のⅠ~Ⅵのいずれか1つ以上、そしてⅦ~Ⅹのいずれか1つ以上を満たすものを複合遺産と呼んでいます。

世界複合遺産の代表例

世界複合遺産(ウルル、カタ・ジュタ国立公園)

ウルル、カタ・ジュタ国立公園

2016年9月現在、世界複合遺産は35件登録されており、世界遺産の登録数が、1052件(2016年9月現在)であることを考えれば、非常に少ない遺産です。

複合遺産の代表的なものとしては、日本でも大変人気のあるペルーの「マチュ・ピチュ」やエアーズロックの名でも知られるオーストラリアの「ウルル=カタ・ジュタ国立公園」、トルコの奇観で有名な「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石群」などがあります。2016年9月現在、登録基準(評価基準)すべてを満たす遺産はありません。

登録基準(評価基準)

Ⅰ 人類の創造的資質を示す傑作

Ⅱ 建築や技術、記念碑、都市計画・景観設計の発展において、ある期間または世界の文化圏内での価値観の交流を示すもの

Ⅲ 現存する、あるいは消滅した文化的伝統、文明の存在に関する独特な証拠を伝えるもの

Ⅳ 人類の歴史上の重要な段階を示す建築様式、建築・科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本

Ⅴ ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落や土地・海上利用の顕著な見本。もしくは、危機に晒されている、人類と環境の交流を示すもの

Ⅵ 顕著な普遍的価値をもつ出来事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的・文化的作品と直接または実質的関連があるもの

Ⅶ ひときわ優れた自然美・美的価値を持つ類まれな自然現象や地域

Ⅷ 生命の進化の記録や地形形成における重要な地質学的過程、または地形学・自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要段階を示す顕著な見本

Ⅸ 陸上・淡水域、沿岸、海洋の生態系、また動植物群集の進化、発展において重要な進行中の生態学的・生物学的過程を代表する顕著な見本

Ⅹ 絶滅の恐れのある学術上・保全上顕著な普遍的価値をもつ野生種の生息域を含んだ生物多様性の保全のために最も重要な自然生息域

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