ホルトバージ国立公園 – プスタ

ホルトバージ国立公園 – プスタ

ホルトバージ国立公園はハンガリー大平原とも呼ばれるアルフェルドの一部で、ハンガリーの東部、デブレツェンの近くに位置します。1973年に制定されたハンガリー最初の国立公園です。

ホルトバージは現存する中央ヨーロッパ最大の牧草地で、面積は800平方キロメートルにも及びます。
国立公園ですが、世界文化遺産に分類されます。自然環境ではなく、そこに形成された文化的景観が評価の対象となったからです。

畜産業者により乳牛、肉牛、羊、馬が飼育されており、その他342種類の鳥類をはじめとする様々な種類の野生生物の生息地でもあります。

プスタとは、荒地とう意味で、ハンガリー東部、ドナウ川とティサ川の流域を指します。このプスタは、中世に森を切り開いたこと、そしてティサ川の水流を調整したことにより、土壌の植生およびPh値が変化したため、現在のようなアルカリ性土壌のステップとなったことが知られています。

ホルトバージの土壌のアルカリ化は1万年以上前、北の山脈を水源とするティサ川が新たに誕生した頃からすでに進行していたとされています。氷河期には、マンモスや野生の馬が生息し当時とは植物群落が異なっています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称ホルトバージ国立公園 – プスタ
ハンガリー
登録区分 世界文化遺産
登録年

1999年

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