ヘラクレスの塔
ヘラクレスの塔はスペインの北部に位置するガリシア州のアルタブロ湾の西端に建設された巨大な石像と、ローマ建築の灯台からなる世界遺産です。
海抜57メートルの丘に建つヘラクレスの塔は55メートルの高さがあり、スペイン国内で2番目に高い灯台。ギリシア神話の半神半人の英雄を模したといわれる巨大な石像は、その存在感から港湾都市であるラ・コルーニャのシンボルにもなっています。
もともと高台にあることから、ヘラクレスの塔周辺からの景色は北大西洋を一望することができる見事なもの。1791年に一度改築をしているものの、ヘラクレスの塔の灯台の機能は建設当時のまま動き続けており、建築されてから1900年以上の長い年月のあいだ、スペインの歴史を見守り続けているのです。