歴史的城塞都市ハラール・ジュゴル
ハラールは、エチオピア東部に位置している、世界遺産にも認定されている都市です。ハラールの街は、2006年に歴史的城塞都市ハラール・ジュゴルとして世界遺産に登録されました。
この都市には、今でも多数のモスクが存在していることが示すように、かつてのイスラム教徒における重要な拠点であったと伝えられています。当時のイスラム教徒からすれば、「第4の聖地」と考えられている位、「メッカ」や「メディナ」、「エルサレム」などの聖地に次ぐほど、大きな存在の都市だったようです。
また、「ジュゴル」とは、城壁の事を指していると言われており、そのことが示すように、ハラールの街は現在でも、城壁に囲まれています。この城壁は、16世紀、ハラールの街が繁栄しながらも、戦争の脅威に差し迫られていたころに、建造されたと言われています。