国史跡グレート・ジンバブエ遺跡
グレート・ジンバブエ遺跡は、ジンバブエ共和国の首都ハラレから南方300kmのジンバブエ高原の南端、サビ川の上流の標高約1000mに位置する大規模な石造建築遺跡の名称です。1986年、国史跡グレート・ジンバブエ遺跡として世界遺産に登録されました。
ジンバブエとは、ショナ語で、首長、王の宮廷の意味を含んだ「石の家」という一般語であるため、特定して最も大規模で著名なこの遺跡を指すときは、語頭に「グレート」を付けるのが慣例となっています。
最近の研究の進展にともない遺跡を築いたと想定されるショナ族の国家の通名として「グレート・ジンバブエ」の名称を用いるようになってきました。推定面積は、周囲の集落を含めると東西1.5km、南北1.5kmの約2km²に及ぶと考えられています。