ギガルド修道院とアザト川上流域
「ギガルド修道院とアザト川上流域」は、アルメニアにあるユネスコの世界遺産です。キリスト教・非カルケドン派のアルメニア使徒教会の修道院建築とその周辺地域を対象とします。
ギガルド修道院は、301年に歴史上初めてキリスト教を国教と定めたアルメニアでも古い歴史を持つ修道院で、初期キリスト教時代にはすでに開設されていたと伝えられています。
アイリヴァンク、すなわち洞窟修道院とも呼ばれ、院域のいくつかは岩盤を穿って造られた洞窟となっています。修道院の名称である「ギガルド」は槍を意味する言葉で、キリストの脇腹を突いた聖槍の一部がここで発見されたことにちなみます。