ガラホナイ国立公園
ガラホナイ国立公園はスペイン南西方、大西洋に浮かぶカナリア諸島の西部の島、ラ・ゴメラ島の島頂部に位置する国立公園からなる世界遺産です。ラ・ゴメラ島は切り立った断崖に囲まれて大陸から隔絶された島。
標高1000メートル以上の標高にあるガラホナイ国立公園内に生息する植物の半分以上は島の固有種で、地球が生まれて生物が進化してきた経過を知るための貴重な場所となっています。
ラ・ゴメラ島の気候は温暖で、貿易風による湿った空気が生み出す霧に絶えず覆われている島。この気候が常緑の広葉樹をはぐくみ、マカロネシアを代表する照葉樹林を生み出しました。
固有種の1つである「ヴィニャティゴ」の樹齢は約1000年。霧に覆われる機会の多いラ・ゴメラ島の陰が多い環境を生き延びることができるよう、1本の木がたくさんの子孫を自ら作るという繁殖方法をとり、1本の木の根元に多く古株を持ちひとつの木として成長しく独特の姿を見せています。
四季の変化が少ない温暖な気候と貿易風によって生み出された霧が常緑の広葉樹をはぐくみ、照葉樹林と湿気を好む植物との美しいコストラストを見ることができます。
古代の物語が 目の前を通り過ぎる、色んな太古の生き物が直ぐそばに現れる、そんな情景
が!!
この遺産は白神山地と比較されたんですよね