フェラポントフ修道院の建造物群
フェラポントフ修道院の建造物群は、ロシア北西部ヴォログダ州にあります。1398年聖フェラポントと彼の友人キリル・ペロゼルスキーによって、修道院は建設されました。修道院はロシア公国のイヴァン3世の一族によって保護されます。
有名なのは1490年に建設されたロジェストヴェンスキー聖堂。レンガ造りの三廊式ドームは、ロストフの技術者の指導で造られました。
1502年の大改修の際には、「宗教画の天才」ディオニシウスがフレスコ画を描きます。彼の描写はとても繊細なことで知られ、中でも「聖母マリアと二人の息子」や受胎告知のフレスコ画がよく知られています。
その後も教会や鐘楼などが建設され、大規模な修道院へと発展していきました。建物の保存状態が大変良いため、正教会の発展の過程を知ることができます。