アフラージュ – オマーンの灌漑システム

アフラージュ – オマーンの灌漑システム

アフラージュとは、井戸の底を横穴でつなぐ灌漑システムを指す古典アラビア語「ファラジ」の複数形です。アラビア半島東端のオマーンは国土の8割が砂漠で、今も約 3,000ヵ所のファラジが稼働しています。

起源については、紀元前との説も紀元後とする説もあります。わずかな高低差を利用して水を供給する高度な土木技術を利用したシステムで、同時に厳格な規則のもとで水を分かち合う仕組みもつくられていました。

水が人々に公平に行き渡るよう、各水路に水を流す時間は、日時計でコントロールされていたとされています。世界遺産に登録されているのは、最も古い5カ所のファラジです。観測施設や日時計、水の競売所、住居跡なども、登録されています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称アフラージュ – オマーンの灌漑システム
オマーン
登録区分 世界文化遺産
登録年

2006年

キーワード

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