エトナ山
イタリアの世界遺産、エトナ山はシチリア島東海岸のアイコン的象徴であり、地中海の島のなかでは最も高く、世界で最も活発な成層火山です。旧名をモンジベッロと呼ばれたエトナ火山噴火の歴史は50万年前までに遡り、少なくとも2700年前の噴火活動が記録されています。
約30万年前は、現在の山頂より南西の地区において火山活動が活発でしたが、17万年前頃より現在の位置に移動しました。エトナ山の噴火活動はほぼ継続的で、火山学、地球物理学、その他の地球科学の分野にも大きく影響し続けています。
一見富士山のような形をした標高3323mの活火山は、カターニア、タオルミーナなどの観光地からも煙をあげる山の姿などを見ることが出来ますし、立ち入りが許可されている標高2920mの噴火口区域まで行くこともできます。