エフェソスは2015年ドイツのボンで開催された第39回世界遺産委員会において新規登録が認められたトルコの世界文化遺産です。
エフェソスではヘレニズム時代・ローマ時代の都市遺跡が発見されており、長い年月をかけ海岸線が西に移動したため、かつてとは異なるロケーションになっています。
アルテミス神殿
地中海地域から多数の巡礼者が訪れた、有名なアルテミス神殿の遺構は「世界の7不思議」の1つとなっています。
セルシウス図書館
一万冊以上の蔵書を持っていたというセルシウス図書館の跡地。
大劇場
2万5000人も収容可能な大劇場は、その音響効果は抜群です。現在でも実際にコンサート会場として利用されています。
聖母マリアの家
エフェソスから7kmのところに位置する十字型ドームの聖母マリアの家は、イエスの母マリアが晩年を過ごしたといわれる礼拝堂で、5世紀以降キリスト教徒たちの重要な巡礼地となりました。
エフェソスの古代都市は、ローマ帝国における重要な港湾都市として類まれな証拠となるものです。