エル・ビスカイノのクジラ保護区

エル・ビスカイノのクジラ保護区

エル・ビスカイノ生物圏保護区は太平洋とカリフォルニア湾に挟まれたバハ・カリフォルニア半島中央部に設定されているメキシコの生物圏保護区で、コククジラの繁殖地になっている2つの潟湖が「エル・ビスカイノのクジラ保護区」として世界遺産に登録されています。

1988年に設定された総面積2,546,790 haの生物圏保護区で、独特の砂漠の気候によって育まれた陸棲生物の固有種の豊富さや、コククジラの重要な繁殖地であることなどが特色となっています。

この地域の動植物は、雨が僅少で激しい風が吹きすさぶ砂漠気候に自らを適応させてきました。その結果、この地域では数千種にも及ぶ植物の固有種や、他では見られないような野生生活が育まれて来ました。

コヨーテ、齧歯目の動物、ウサギなどの夜行性の動物の他、陸棲哺乳類の中で際立っているのが、地上最速の部類に属するプロングホーンです。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称エル・ビスカイノのクジラ保護区
メキシコ
登録区分 世界自然遺産
登録年

1993年

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