フラーネカーのアイシンガ・プラネタリウム

基本情報
名称 フラーネカーのアイシンガ・プラネタリウム
オランダ
登録区分 世界文化遺産
登録年

2023年

フラーネカーのアイシンガ・プラネタリウム

2023年に開催延期された第45回世界遺産委員会において、オランダの「フラーネカーのアイシンガ・プラネタリウム」が世界文化遺産として登録されました。

オランダにある「フラーネカーのアイシンガ・プラネタリウム」は、1774年から1781年にかけて毛織物業者であったアイセ・アイシンガが自宅の居間の天井や壁に作った、動く機械式の太陽系模型です。

1つの振り子時計を動力にして、太陽や地球、当時知られていた5つの惑星(水星・金星・火星・木星・土星)の位置や動きを正確なスケールかつリアルタイムで再現しています。

1781年の完成から240年以上経った現在も稼働し続けている「世界最古の現役プラネタリウム」であり、木や鉄といったシンプルな材料を用いて建物の梁に巧みに組み込んだ技術的・創造的な工夫に加え、太陽を中心に地球などの惑星が回る仕組み(地動説)を一般の人々に分かりやすく伝えた点が高く評価されています。

このプラネタリウムが作られたきっかけは、1774年に「惑星同士が近づき衝突して地球が滅亡する」というデマが広まり、市民の間にパニックが起きたことでした。アイシンガは、惑星が衝突しないことを科学的に証明して人々の不安を解消するため、独学で数学や天文学を修めてこの装置を作り上げました。

その緻密で精巧な仕組みは当時のオランダ国王ウィレム1世をも深く感銘させ、後に国が買い取り「王立」の称号が授与されたという歴史を持っています。今日でもギネス世界記録に「世界最古の稼働しているプラネタリウム」として掲載されており、歴史と科学が融合した世界有数の観光名所として親しまれています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称フラーネカーのアイシンガ・プラネタリウム
オランダ
登録区分 世界文化遺産
登録年

2023年

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