ドゥブロヴニク旧市街は、クロアチア最南端の街でアドリア海に面した城塞都市です。「アドリア海の宝石」や「アドリア海の真珠」と呼ばれ、ヨーロッパではもっとも美しい地中海都市のひとつとされているドゥブロヴニク旧市街は、13世紀以降に地中海交易の拠点として栄えました。
ドブロブニク旧市街は「自由と自治」を守るために築かれた、堅固な城壁に囲まれています。その全長約2kmにもなる城壁は遊歩道となっており、絶景を見渡せます。
ドゥブロヴニク旧市街は20世紀末の内戦によって壊滅状態に陥り、危機遺産に登録されましたが、市民たちの手によって再建され、1998年に危機遺産リストから除外されました。またドゥブロヴニクは、周囲をボスニア・ヘルツェゴビナ領で囲まれており飛び地になっています。
ドゥブロヴニク城壁
ドゥブロヴニクを守る城壁は、当時周辺に対抗勢力が多かったこの都市の自由と自治も同時に守っていたのでした。
城壁が造られ始めたのは7世紀ごろですが、現在見ることができる城壁は12世紀から17世紀にかけて造られたものです。全長は1940m、厚さは5m、高さは20mもある非常に堅牢な城壁です。
1991年のユーゴスラビア内戦により損傷しましたが、修復作業が行われました。
城壁と要塞、門
城壁には4つの要塞が設けられていますが、北のミンチェスタ要塞からは、赤い瓦屋根の旧市街と青いアドリア海を眺めることができ、海を臨む聖イヴァン要塞からは旧港が見渡せます。
ピレ門
城門も全部で4つあり(ピレ門、ブジャ門、プロチェ門、ポンテ門)、中でも最も大きいピレ門は、ほとんどの観光客が通る場所になっています。
城壁は、有料ですが上ることができます。遊歩道のようになっていて、2時間くらいで一周できるそうです。遮るものがない場所から、青いアドリア海を見てみたいですね
オノフリオ大噴水
オノフリオ大噴水は、ピレ門の近くにある、街の水道施設を象徴する建築物です。
オノフリオ大噴水は、1438年にナポリ人のオノフリオ・デッラ・カヴァによって建造されました。16角形のドーム型をしており、16面すべてに顔の彫刻が彫られ(この部分は彫刻家ピエトロ・ダ・ミラノによるものです)、その口から水が出る仕組みになっています。本来はドーム部分の天井がありましたが、1667年の地震で崩れてしまいました。
噴水の水は、12km離れた水源から引いており、飲料水として飲むことができます。川のないドゥブロヴニクで、この水はとても大切なものでした。
とても良い、使いやすいです。
地図などがあって,とても分かりやすかったです(•⚪︎•)
ありがとうございます!