ドゥッガ/トゥッガ
北アフリカ・チュニジアの首都チュニスから南西へ100km、小麦畑とオリーブ畑に囲まれた標高600mの丘の上にドゥッガの古代ローマ遺跡はあります。ドゥッガはかつて、ローマに送る農産物の集積地として発展し、3世紀には約5000人が暮らす町でした。
城壁に囲まれたベルベル人の村であり、ドゥッガは「牧場」を意味しています。7世紀にイスラム教徒が侵攻し、町は破壊されてしまうも、人々はその後1000年以上にわたって、この地で農業を営んできました。イスラム化された町の公共建造物や裕福な家の床は、美しいモザイク画が残り、現在はチュニジアの伝統工芸として受け継がれています。
その他、古代劇場、神殿、廟などが残されています。