ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯
ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯は、タイ・バンコク北東部に広がる森林地帯です。2005年に世界遺産に登録されています。
この森林保護区は、以下の4つの国立公園と1つの保護区で構成されています。
- カオ・ヤイ国立公園(タイ初の国立公園)
- タップ・ラーン国立公園
- パーン・シーダー国立公園
- ター・プラヤー国立公園
- ドン・ヤイ野生生物保護区
ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯は、山岳部の鬱蒼とする森林とその高低差のために稲作に適さず、それ故に開発が遅れました。チャクリー王朝初期には、開発を促すために一部を免税地区に設定(現在のナコーンナーヨック=「免税の町」一帯)し入植者を促したこともある)しましたが、1932年に起きた立憲革命の際に立憲革命に反発した王族が逃亡地としたことから、人民委員会(現在の内閣)によって一帯が封鎖されるなど開発は遅々として進みませんでした。