クスコ市街はペルーにある世界遺産です。アンデス山脈中の標高3400mにあり、インカ帝国の首都であった歴史があります。「黄金の輝きは太陽の輝き、金は太陽の涙」と考えたインカ帝国の人々は、神殿や宮殿を黄金で華やかにし、眩いほど輝いていました。しかし、スペインの侵略後はスペイン風の建物が建てられるようになりました。
15世紀後半に領土を拡大したインカ帝国は、16世紀初頭に現在のコロンビアからチリ北部までを支配下に治めました。その首都クスコは当時世界一高い地に築かれた都市でした。インカとはケチュア語で「太陽の子」、クスコは「へそ」を意味し、クスコは宇宙の中心で、インカの皇帝は太陽神の御子とされていました。
アルマス広場
現在の街の中心部アルマス広場にはインカ帝国時代、「ワカイパタ」と「クシパタ」という2つの広場がありました。ワカイパタでは、太陽の祭や豊穣を願う儀式などが毎月のように盛大に開催されました。広場には色鮮やかな衣に眩い金の衣装を身に着けた皇族や貴族が集まり、歴代の皇帝のミイラも並びました。豪華な食事が振舞われ、神への生贄に数万頭の家畜が捧げられることもあったと言います。
インカ帝国の太陽の祭「インティ・ライミ」
クスコでは、毎年6月24日にインティ・ライミ(太陽の祭り)が行われ、古来の儀式が行われます。1年で1番太陽の出ている時間が短い冬至の日に感謝と豊作を祈る祭りです。2015年も、6月24日に開催されました。
ちなみにミュージシャンのナオト・インティライミの「インティライミ」はここから取られました。
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[…] ユネスコの世界遺産にも登録され世界的にも有名な観光地の一つでもある「マチュ・ピチュ遺跡」は世界で最も美しい古代遺跡の一つとされています。標高2,280mの頂上にあるため山裾からは決してみることのできないため「空中都市」とも呼ばれその絶景は見る者の心を清め、浄化すると言われています。未だに何故、インカ帝国の都クスコの北西約114kmの隔絶された山中に都市が築かれたのかさえ解明されていないマチュ・ピチュ遺跡の中で最も高い位置に置かれた花崗岩『インティワタナ』(=「太陽をつなぎとめる場所」)は最大のパワースポットと言われており、石の上に手をかざすと神聖なる力を受け取ることができるとのこと。 […]