キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観
キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観は、キューバにある世界文化遺産です。この地では、かつて、広大な土地を活用したコーヒーの生産が行われていました。
そのプランテーションの跡地が、現在まで残されており、それらが当時の農園発展の歴史を物語るものとしての価値を認められて、2000年に世界遺産として登録されました。
キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観として、世界遺産に認定されている一帯がとりわけ貴重なものと考えられているのは、ここに残されているような、コーヒー農園の発展を示す初期のコーヒー・プランテーションの形式が、他の地ではほとんど見かけないという点にもあります。
この農園は、20世紀に入った時点においても使用されていたと言われており、世界遺産としては、比較的新しい部類の物に入るとはいえ、その歴史的・文化的な価値などは非常に高いものであると考えられています。