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テオドシウスの城壁



テオドシウスの城壁はトルコのイスタンブルにあり、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)時代から伝わる大城壁で、イスタンブル旧市街が覆われる規模です。「イスタンブルの歴史地区」のひとつとして世界遺産に登録されました。

テオドシウス2世による建設

テオドシウスの城壁は、5世紀初頭に、東ローマ帝国皇帝テオドシウス2世によって建設されました。コンスタンティノープルは北・東・南を金角湾とマルマラ海に囲まれており、唯一陸側から攻め込まれる可能性のあった西側を防衛する必要があったのです。

テオドシウス2世自身は教養人であったのですが、学問に熱中しすぎて政治をあまり顧みなかったため、重臣たちが政治を担ったといわれており、この城壁の建設もそのひとつであると考えられています。

テオドシウスの城壁とその構造

内壁・外壁・堀と三重構造になっており、見張りのための塔が一定間隔で建てられています。長さは約7kmにも及びます。

驚かされるのはその厚みと高さです。内壁の厚さは5m、高さは8-12m、外壁の厚さは10m、高さは8.5mもあります。それに加えて幅20mもの堀があるのです。全体の厚みは50mとも60mともいわれています。

この強固な城壁を要したコンスタンティノープルは、約1000年にわたって難攻不落の都市となります。

オスマン帝国による攻撃、陥落

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しかし、ついに難攻不落の都市が陥落するときがやってきました。1453年、オスマン帝国メフメト2世が率いる軍勢がコンスタンティノープルに攻め入ります。城壁を崩すための巨大な大砲も準備されたそうです。

そして、ついにコンスタンティノープルは陥落し、東ローマ帝国からオスマン帝国の支配へと変わったのでした。

とはいえ、テオドシウスの城壁は壊滅的なダメージを受けることはなく、その堅固さを示し続けました。現在に至るまで、ほぼ良好な状態で保存されています。

 

テオドシウスの城壁には、登れる部分があります。ぜひ登ってみて、その高さと大きさを体験してみてください。落ちないように気を付けて。

トルコの世界遺産 イスタンブルの歴史地区

 

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