ヴィリニュス大学
(ヴィリニュス歴史地区)
リトアニアの世界遺産ヴィリニュス歴史地区・旧市街において、最も大きな建造物がヴィリニュス大学です。
ヴィリニュス大学とは
ヴィリニュス大学の前身は、16世紀宗教改革に対抗して招聘されたイエズス会が設立した学校で、1579年に大学へと改編されました。中央ヨーロッパでもクラクフ、ケーニヒスベルクにある大学に次ぐ古い歴史と由緒ある大学です。
ヴィリニュス大学構内には、当時グリニッジ天文台と双璧をなすほどの性能だった18世紀に建てられた天体観測所や後期バロック様式の聖ヨハネ聖堂などがあります。
ヴィリニュス大学のフレスコ画「四季」
大学構内の見どころの一つが、言語学部の講堂の2階ホールにあるフレスコ画です。「四季」と題された壁から天井まで覆われた不思議なフレスコ画で、四季は、ヴィリニュスがキリスト教化される以前の自然崇拝時代の生活を描いた素晴らしいものです。
ヴィリニュス大学の古書室
また、19世紀初頭の新古典主義の装飾が施された古書室もヴィリニュス大学の見どころの一つです。豪華な内装の古書室に展示保存されている数ある古書の中で、最も古いものは1467年にまで遡るそうです。
創設から400年以上の歴史を持つヴィリニュス大学ですが、その長い歴史の間には、帝政ロシア時代に抵抗運動の本拠地となり88年間閉鎖されたこともありました。現在では、歴史、言語学部がある総合大学として、数多くの学生が学ぶ、学び舎となっています。
「ヴィリニュス大学」のデータ
国名 | リトアニア |
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世界遺産名 | ヴィリニュス歴史地区 |
名称 | ヴィリニュス大学 |