ウィーン国立歌劇場



ウィーン歴史地区において、「音楽の都ウィーン」を象徴するウィーン国立歌劇場。ウィーン市民の誇りであり、世界中の音楽愛好家を魅了する場所です。

ウィーン国立歌劇場と都市改造計画

19世紀半ば、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世によって都市改造計画が進められます。それは、ウィーン旧市街を取り囲んでいた城壁が取り壊され、リングシュトラーセ(環状道路)を建設し、沿道に新たな公共建築物を建設するというものでした。その沿道の建築物の中で最も早く完成したのが、ウィーン国立歌劇場でした。

音楽の都ウィーンの象徴「ウィーン国立歌劇場」

1869年に完成した歌劇場は、16世紀ルネサンス様式をモデルにしたネオ・ルネサンス様式の建物で、こけら落としでは、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」が上演され、華々しく幕が開きました。

1897年から10年間、総監督を務めたグスタフ・マーラーの時代には、ヨーロッパ随一の歌劇場となり、その後も、超一流の指揮者が総監督を務めました。ウィーン国立歌劇場は、今でも世界最高レベルを保っており、日本を代表する指揮者小沢征爾氏も2002年から2010年まで、このウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めました。

創建当時、劇場内には、ウィーンを代表する芸術家たちのフレスコ画や彫刻が飾られていました。しかし、第二次世界大戦により正面部分と吹き抜けを除き、破壊されてしまいます。戦後、技術を駆使して修復工事を行い、外部は創建当時のまま、内部も一部を除き、ほぼ元通りの姿に蘇りました。

現在、劇場内には、玄関ロビーにモーツァルトの「魔笛」、ベートーヴェンの「フィデリオ」などのオペラ作品の場面を描いた油絵が展示されています。また、それぞれの絵の近くには、作曲家たちの胸像もあります。ウィーン国立歌劇場は、音楽だけでなく絵画、彫刻なども楽しめる場所となっているのです。

オーストリアの世界遺産 ウィーン歴史地区

 

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