アッパー・ガイザー・ベイスン

ダイナミックな間欠泉や鮮やかな熱水泉でも有名なイエローストーン国立公園には、様々なベイスン(地域・地帯)があります。

今回はその中の、アッパー・ガイザー・ベイスンをご紹介します。ここは「オールドフェイスフル・ガイザー」や「モーニンググローリー・プール」が特に有名ですが、他にも多くの間欠泉や熱水泉が集まった熱水現象地帯です。それらを見て回れるようトレイルも設置されています。

 オールドフェイスフル・ガイザー

 

オールドフェイスフル・ガイザー|イエローストーン国立公園オールドフェイスフル・ガイザーの噴出間隔は、前回の噴出の規模により、35分から120分ほどで、吹き上がると30~56メートルもの高さまで吹きあげます。天を裂くように吹き上げる熱水のその迫力には圧倒されます。1回の噴出で約4万リットルもの水が噴き出すと言われています。

 モーニング・グローリー・プール

モーニング・グローリー・プールは直径6メートルほどのすり鉢状の形をしており、深さが約7メートルあります。中央の青い部分はバクテリアが住めないほどの高温のため、キレイな青色になっています。その周りは温度によって異なるバクテリアが住んでいるので、グラデーションになっているのです。

ジャイアンテス・ガイザー

オールドフェイスフル・ガイザーの北側、ガイザー・ヒルにある間欠泉。年間に0~41回、噴出時間が3~43時間で、休眠期間が不定期と、予想が難しいガイザーです。しかし、しばらく噴出がなかった後の噴出の最初の1時間ほどはとてもダイナミックで、最大60メートルもの高さまで吹き上がります。

ビーハイブ・ガイザー

この間欠泉はコーンと呼ばれる円錐状の堆積物から噴出する間欠泉です。コーンは高さは約1メートル、直径が1.2メートルほどの大きさです。世界でも最もアクティブな間欠泉の一つとも言われ、1日に7時間おきぐらいに4、5分間、ノズルから噴き出すように55mほどの高さまで噴出します。しかしまれに、3日から10日もの間、まったく噴出しないこともあります。

グランド・ガイザー

アッパー・ガイザー・ベイスンの中でも噴水のようなダイナミックな噴出を見せる間欠泉。6から15時間間隔でゆうに60メートルほどの高さまで吹き上がり、9から16分の間続きます。古くから安定しており、予想がしやすい間欠泉の一つです。また両側に小さな間欠泉もあり、一緒に吹き上がると、より一層迫力を増します。風向きによってはトレイルまで届き、噴出した水を浴びることもあります。

キャッスル・ガイザー

公園内で最も古い間欠泉で、長い間かかって築き上げられたコーンは高さが3.6メートルほどもあります。噴出のパターンも変化していますが、だいたい10から12時間のサイクルで時折り27メートルほどの高さまで吹き上げます。噴出時には水蒸気のうるさい音と共に30分から40分ほど続きます。

ジャイアント・ガイザー

崩れたようなコーンが見られる間欠泉。1955年以降しばらく休眠状態でしたが、徐々に活動が復活し、1997年頃から再び噴出しはじめ、噴出する時はダイナミックで80メートル近くまで吹き上がることもありました。が、近年は噴出が見られず、2010年から観測されていません。

クレステッド・プール

キャッスル・ガイザーのそばにある熱水泉で、周囲に白いシリカの粒状の装飾のようなものが見られます。直径が6メートル、深さが12メートルほどあります。時折沸騰し、プールでありながらガイザーのように熱水を吹きあげることがあります。

ビューティー・プール

ビューティープールはその名の通り、モーニング・グローリーと肩を並べる美しい熱水泉です。直径が18メートルほどあり、中央部の澄んだ青から緑、オレンジ、茶と色がかわっていきます。周囲のオレンジ、茶色はバクテリアによるものです。このプールは隣にあるクロマティック・スプリングと繋がっており、どちらかが水が溢れると片方の水位が下がります。

 

ここにはまだまだたくさんの間欠泉や熱水泉が存在します。また日々活動が変化していますので、何度訪れても新しい発見があるかもしれません。

「アッパー・ガイザー・ベイスン」のデータ

クリックすると地図が表示されます。

   
国名 アメリカ
世界遺産名イエローストーン国立公園
名称 アッパー・ガイザー・ベイスン
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