ユニテ・ダビタシオン
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

フランス・マルセイユにあるユニテ・ダビタシオンは、2016年トルコ・イスタンブールで開催された第40回世界遺産委員会において登録された「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」の17件ある構成資産の一つです。

ユニテ・ダビタシオンとは

ユニテ・ダビタシオンとは、ル・コルビュジエが設計した集合住宅で、フランス語で「住居の統一体」と「住居の単位」という二つの意味を持っています。ユニテ・ダビタシオンは、マルセイユ以外にもありますが、ユニテ・ダビタシオンといった場合、最初に建設されたフランス・マルセイユのユニテ・ダビタシオンを指します。

マルセイユのユニテ・ダビタシオンは、18階建てで全337戸、最大約1600人が暮らせる大規模な集合住宅です。しかも、単身者向けから4人向けまで様々なタイプの部屋が立体的に組み合わされた形となっており、住居はメゾネット。エレベーターが3階ごとに止まる仕組みとなっています。

集合住宅内には、店舗や郵便局、保育園や体育館なども設けられていました。1961年には、3、4階部分の空室だった住居をホテルにし開業しています。ホテルは、現在も営業しており、一般客も宿泊することが可能です。

「ユニテ・ダビタシオン」のデータ

国名 フランス
世界遺産名ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
名称ユニテ・ダビタシオン

 

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